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 京風お好み焼き屋の店内は、関西のそれとは異質の内装で店の外から見た様子と同じく洋食店の趣だった。
「さてと、何のお好み焼きにしようかな」
「飛沢、迷うほど種類がないのとちゃうか。俺はミックスにしようかな」
「そうやな、俺もそうするわ。岡本さんとタナカさんはどうします」
「わたしは、ブタ」
「わたしは、イカにしようっと」
 石田もイカを注文した。

 京都では客の目の前に鉄板があり自分で焼く店がおおいのだが、この店は奥の厨房で注文のものを焼きテーブルに持って来てくれる。最初に来たのはブタの
お好み焼きだった。
「ブタいりです」
 若い店員が笑顔で岡本の座る前に置いていった。そのお好み焼きを見た男達三人は、黙ったまま顔を見合わせた。
「イカです」
 さっきと同じ店員が両手に一枚ずつの皿を持ってきた。タナカと石田の座る前に置いていった。
「やっぱりおなじやな」
 飛沢が石田の前に置かれたお好み焼きを見て言った。夏樹も同じようにそのお好み焼きを見て頷いた。
「石田、どうや、味は」
 まだ鰹節がゆらゆらと動いているイカ入りのお好み焼きを、箸で切り分け石田が口に運んだ。
「おいしいで、けどちょっと、なんか違うなあ」
「ミックスです」
 飛沢と夏樹は自分から手を伸ばして皿を受け取り、すぐに箸を割り切り分け口に運んだ。
「ううん、まあ味はそれなりかな、けどやっぱり薄いなあ」
 飛沢は口の中に入っているものが熱いのを我慢し、言葉が途切れ途切れになっていた。夏樹も味はともかく、京都のものと比べて薄いお好み焼きであることを言った。
「これで値段は京都の店よりも、ちょっと高いんやなあ」
 石田も同じことを言った。



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2011.06.12 / Top↑
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