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「あっ、はあ。すんません、きょう初めて会って当然、こんなことを聞いたら、やっぱり失礼ですよねえ」
「そうですね、たぶん、そう思います」
「飛沢、あんまり先走るなよ、自分の気持ちは自分で伝えるから」
 そう言うと夏樹は飛沢の肩を軽く引っ張り、今まで飛沢が立っていたところに立ち、岡本に面と向かった。しばらくの間は何も言わず、黙って岡本を見ていた。岡本と他の三人は夏樹が何を言い出すのか、黙って見ていた。
「あの、前回の明治村に行ったときから、あなたが、心のどこかに入り込んでしまって、離れなくなってしもうて・・・、ほんで、きょう、また会えるということが、とても楽しみで・・・、ほんで・・・」
「夏樹、何が言いたいのんや、男やったらズバッと言わんかい」
「うるさいなあ、順番ちゅうもんがあるやないか」
「ごめんなさい」
「ええ、なんで謝らはんのですか、まだ何にも言うてませんけど」
「ごめんなさい。さっきの飛沢さんの質問から答えますね、いま彼氏と呼べる人はいません。でも好きな人はいます、片思いですけど」
「あっああ、そうですか」
 飛沢が夏樹より肩を落とし、落胆した様子だった。
「ごめんなさい、またやっちゃった」
「そうだよ、あなたの悪い癖だよね」
 タナカが小さな声で言った。
「そうなのよね、わたしの、こういうところがね、男の人に好かれないところなのだと思うのよねえ。人が考えていることが分かったつもりになって、勝手に自分で先に答を出して、とんでもないことを言ってしまうのよねえ」
「それで、男の人から少しずつ離れて行っちゃうのよねえ」
「よっ子、そこまで言わなくてもいいじゃない」
「だって、事実だもの」



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2011.06.20 / Top↑
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