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「あのなあ、何を決めろって言うねん。まだええとも、悪いとも言われてへんのに、二人で楽しむって何のこっちゃねん」
 田中がその時、大きな笑顔で夏樹と飛沢の会話を聞いていた。
「よっ子、そこで笑っちゃ失礼よ」
「ごめんなさい」
 田中はそう言うと下を向き、肩をすくめた。
「私、夏樹さんのことは好きよ」
「よっしゃあ、やったなあ夏樹」
「でも、人としてですよ。恋愛感情は今のところないの。それに遠距離恋愛は私には無理です。会いたい時に会えないと、それがストレスになって仕事に影響すると思うの、そうすると恋愛も仕事もどちらも中途半端になってしまうと思うのね。それだけは、いやだわ」
「そうですかあ、やっぱりあきませんか」
「いや、駄目とは言わない・・・、いや、やっぱり遠距離は・・・」
「分かりました。でも大晦日には一緒に浜名湖へ行きましょうね。ほんで思いっきり歌って、善哉を食べて、初日の出を見ましょうね」
「夏樹さん、もちろんよ。よろしくね」
 そう言うと岡本は夏樹に右手を差し出し、握手をした。

 桜木町駅近くの駐車場に止めて置いた飛沢の車を取りに行き、そのまま横浜ユースホステルへ向かった。ほぼ満員のようで、玄関付近にまで多くの人たちの話し声や笑い声が聞こえてきた。飛沢は受付をしながら夕食のメニューが気になるなるらしく、建物の中を覗き込むように見て、食堂がどちらにあるのかしきりに探していた。
「腹が減ったなあ」
「飛沢、まずは風呂や、風呂に先に入ろう」
「そやな、それの方がゆっくりしてええのちゃうかな、ね田中さん」
 石田がそう言うと荷物を持って部屋に向かった。
「石田、そっちとちゃうで、そっちは女子用の部屋やで」
 石田は慌てて回れ右をして、小走りに駆けて行った。




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2011.06.25 / Top↑
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