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「楽しくて良いじゃないですか。旅先で知り合った人たちと、一夜かぎりの楽しいひと時、関西の人がいると盛り上がりが違いますから」
 長髪の大学生が言った。このあとも夏樹と滋賀出身の大学生がなんとなく中心的な存在で話しが盛り上がり、いつのまにか手持ちのビールが全て空になってしまった。
「ビールも空になったし、小林くんの顔も真っ赤になったし・・・」
「夏樹さんもだいぶ赤いですよ。俺とどっちが赤いか彼らに決めてもらいましょうよ」
 小林はそう言うと夏樹の顔の横に自分の顔を近づけ、四人組の方を見て微笑んだ。
「小林くん、それを決めてどうするんだい。それよりも犯人は分かったのかい」
「犯人?何の話ですか」
「滋賀くんたちにはわからんかな、少年探偵団と言う小説を」
「怪人二十面相が出てくるやつですよねえ」
「滋賀くん、その通りだ。その小説に出ているのが、少年探偵団の団長、小林くんだ」
「了解しました」
 滋賀出身の大学生が話しに乗って来た。しかし、他の三人は何の話なのか分からず、呆気にとられていた。さらに話の中心になっているはずの小林は、テーブルに頬杖をついて居眠りをしていた。

 翌朝、快晴の朝を迎えた。夏樹は昨夜の発言を良く覚えていた。酔いにまかせてのこととはいえ、少し恥ずかしい思いが頭の中に残っていた。外の天気とは裏腹に少し俯きながら食堂へ向かった。食堂には四人の大学生が窓に近いテーブルで朝食を食べていた。
「おはようございます。小林くんは大丈夫ですか、明智さん」
 滋賀出身の大学生は夏樹の不安を打ち消すかのように、朝から昨夜の寸劇(?)の続きを始めた。



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2011.08.04 / Top↑
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