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「えらいこっちゃなあ・・・。こんな山奥でエンジンが止まってしもうたら・・・」
 たとえバイクのメンテナンスに詳しくても、突然エンジンが止まってしまったら、どうすることも出来ないのではないか。どれぐらいの時間が過ぎただろうか、山と渓谷の底に流れる川を眺めていた。対向車も追い越して行く車もほとんど走っていないし、絶望感でいっぱいだった。
 このままここに座りこんでいても、らちが明かない。セルモーターが故障しているだけかも知れないと、下り坂を利用しての押し掛けに最後の望みをかけた。
 メインスイッチをオンにし、クラッチを握りギアーをセコンドに入れ、シートに跨ったまま両足で少し前に進み、下り坂を少しずつ加速していく。
「そろそろ、ええかな」
 頃合いをみてクラッチを一期に放した。ひとまずエンジンはけたたましい音を立てた。クラッチを握りアクセルを少し大きく廻してみた。エンジンは元気に廻り続け、大きな音を出してくれた。
「かかったあ。ちゃんと掛かってる」
 不安は残っていたけれど、とりあえず行けるところまで、いつも以上に安全に気を配り琴平へ向かった。

 エンジンを止めることなく国道三十二号線を北上し、金刀比羅さんに着いた。ここまでエンジンが勝手に止まることはなく、順調に走って来ることができた。なぜ止まったのか知る由もないが、大丈夫だろうと不確かな自信を持ちエンジンを止め、金刀比羅神社参詣の石段に向かった。



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2011.09.01 / Top↑
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