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 宇野から二十キロメートルほど行くと鷲羽山がある。今では瀬戸大橋への道路がすぐ脇を通っている。瀬戸内海へ突き出た児島半島の先端に今日の宿泊地、鷲羽山ユースホステルがある。ここは公営のユースホステルだ。定員は六十名、この日は満室のようだ。
 受付を済ませ部屋に荷物を置き一目散に風呂へ向かい、軽く身体を洗って浴槽に入った。その時のなんとも言えない心地良さは言葉に出来ないほどに気持ちが良く、おもわず「ああぁぁ・・・」と大きな声を出してしまった。そしてそのまま両手で浴槽の湯をすくい、三回ほど顔にかけた。ゆっくりと時間をかけて浴槽に浸かり、雨の中の走りにくい道を走って来た緊張をほぐした。
 この日の夕食は海の近くの宿らしく、刺身が少し付いた。海沿いだから海のもが夕食に出てくるユースホステルは、どちらか言えば珍しいだろう。
 トレーにのせた一人分の夕食を持ち、空いている席に向かった。
「ここ、空いてますか」
「はい、どうぞ、どうぞ。お一人ですか」
「ええ、バイクで一人旅をしてます」
「へええ、バイクで、一人で、旅をしたはるんですか」
 数人の男女のグループで来ているようだ。大学生よりは少し年齢が上のようだが、夏樹よりは年下のようだ。その中の一人の女性が驚いたような顔をして言った。その女性の話し方を聞いてすぐに関西の人だと思った。
「あのう、関西の人たちですか」
「はい、そうです。伊丹って知ったはります、あの大阪空港がある伊丹。あそこに住んでて、みんな大学の時の友達で、今はそれぞれが地元に就職をしたものだけで一泊旅行に来たんです。おたくさんも、関西ですよねえ」





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2011.09.12 / Top↑
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