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「あのう、食器を持って来てもらえますかあ」
 食堂の洗い場の方から、白く長いビニールのエプロンをした一人の女の人が、ゆっくりと歩きながら出てきて言った。
「あっ、すいません。今、持っていきますう。それではみなさん、ご馳走様でした」
 伊丹グループのリーダー格の女性が言った。
 部屋に戻り荷物をまとめ、帰り仕度をした。外は相変わらず曇り空だが雨は降っていないようだ。とりあえず、雨が降っていなければバイクに乗ることに支障はない。それよりもバイクのエンジンが動くかどうかが心配だった。昨日も祖谷の山中で突然停まってしまい、冷や汗をかいた。押し掛けをして始動したものの、その後も金刀比羅宮を出る時にもセルモーターは廻らなかった。今日は旅の最終日、なんとか無事に京都まで帰ることができることを祈った。
 荷物を持ち、受け付けにシーツを返して外へ出た。多くの宿泊者が集まっていた、みんなのカメラで記念撮影をしようと言うのだ。順番にユースのスタッフさんにカメラを預けて写してもらった。夏樹も慌ててカメラをバッグから出し、頃合いを見計らってカメラを預けた。
 写真を写し終わるとヘルメットを被り、押し掛けをしてエンジンを掛けた。一回で始動してくれたので、まずは一安心だ。
 バイクで来ていたのは夏樹だけで、一緒に写真を写した人たちみんなが、見送ってくれた。
「じゃあ、皆さん、行ってきまあす。またどこかで会えるといいですね」
「行ってらっしゃあい。また会おうねえ」
 見送ってくれた人たちの何人かが、大きな声で言った。

               記念写真



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2011.09.23 / Top↑
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