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 少し足元がふらつくほどの酔っぱらい状態で、歯磨きを付けたブラシを銜え、カレーの食べ残しが付いたコッヘルを持ち水場に向かった。食器洗剤を持ってこなかったので水洗いで残ったカレーを落とし、粗めの砂を少しだけコッヘルにいれ、素手で砂をまぶして洗った。そのまま歯磨きも済ませた。今でもそうなのだが、どんなに酔っぱらっていても歯磨きだけは必ずやってから寝ることにしている。
 洗い終えたコッヘルと磨き終わったブラシを持ちテントに戻った。その間もずっと「マイムマイム」が鳴り続けていたが、あまり気になることはなく、長旅の初日と言うこともあってかテントの中に潜り込むと同時に眠りに入ったようだった。まだ九時を少し過ぎたころだったと思うが、今までならこんなに早い時間に眠りに入るのは、風を引いた時か、飲み過ぎた時だけである。

 翌朝は五時に目が覚めた。あまりにも早い時間に眠りに入ったものだから、今までにあまり経験したことのない時間に自然と目が覚めてしまった。
 まずはタオルを持ち水場に行き顔を洗った。そこへ眠そうな目を擦り、タオルを首から掛けた数人の男子中学生がゆっくりと歩いてきた。
「おはようございます」
 夏樹が先に声をかけた。すると男子中学生が突然の大きな声に驚き、目が覚めましたといった顔になった。
「あっ、はい、おはようございます」
「随分と早いねえ。起床時間になったら先生がマイクでモーニングコールをするんじゃなかったの・・・」
 マイムマイムの曲が終わり、スピーカーから先生の声で起床時間は六時、先生がマイクで起こしますからと言ったのが、完全に酔っぱらいながらも聞こえていたような、微かな記憶がよみがえっていた。



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2011.11.08 / Top↑
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