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 男子中学生たちは、彼らの学校のことや部活のことを色々と話してくれた。そして夏樹にも様々な質問をしてきた。その時も学級委員長の彼だけは、微笑みながら話を聞くだけで、一度も話さなかった。
「あっあ、○○中学校のみなさん、おはようございます、気持ちのいい朝です。起床時間になりました、六時半からラジオ体操をしますから、その前に顔などを洗い、少し身の回りを片付けてください」
 スピーカーから先生の大きな声が聞こえてきた。
「じゃあ、みんな顔洗ってテントに戻ろう」
 学級委員長がみんなに声を掛けた。「どうも、ありがとうございました」と、それぞれが言って戻っていった。最後に学級委員長が夏樹の前に立った。
「楽しいお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。気を付けて旅を続けてください」
「はい、ありがとうございます。僕も楽しい時間がすごせました」
「あのう、お名前を聞いてもいいですか」
「えっ、私は夏樹と言います」
 そう言って彼の前に右手を差し出し、握手を求めた。彼も快く手を出し笑顔で言った。
「僕は松本です。夏樹さんのことは忘れません。それじゃ、ありがとうございました」
 笑顔のまま走ってテントに戻って行った。
 夏樹も顔を洗いテントに戻って湯を沸かし紅茶を入れ、昨日ここへ来る前に買った五個入りのあんぱんを三個だけ食べて朝食にした。テントを片付け荷物をまとめてバイクに積み、エンジンを掛けた。今日はどこまで行こうかな。とりあえず、上高地へ行くことは決めていた。
 ゆっくりとキャンプ場内を走って行くと、先ほどの中学生が夏樹を見つけ大きく手を振ってくれた。夏樹もそれに答えて右手を大きく振った。




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2011.11.14 / Top↑
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