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「そうやね、ひとそれぞれの人生があるさかいにね、今までのことより、これかのことに頑張りましょう。なんてねえ・・・」
「夏樹さん、でしたねえ、やっぱり関西の人は明るいですね。僕も学生のころから旅が好きで、ユースホステルを使って全国を回りましたけど、関西の人はどこに行っても楽しい人が多くて、いつの間にか関西弁がうつっちゃうんですよねえ」
「やっぱり、俺もそういう人を何人か見てきましたは。なんて言うか、辛気臭いのがきらいなんやね、関西の人は、そやから無意識におもろいことを言おうとするのかなあ。俺なんか全然おもろないけどね。逆にねえ関西人は関西弁しか話せない、とても不器用な人種ではないかと思ってます」
「いやあ、そんなことはないと思いますけど」
「田中さん、関西弁がじょうずですねえ、関西の支社に勤務したはったんですか・・・」
「ちゃいます、うつってしもうたんです」
 田中が笑顔で言った。その時、ようやく出るタイミングを掴んだ後藤が話しはじめた。
「僕はユースホステルに泊まるのは三回目かな、初対面の人と知り合って仲良くなって、楽しいところですね」
「それだけやないで、泊まり賃も安いで」
「けど飯はあんまり期待でけへんし、酒も飲ぉめへんし・・・」
「田中さん、ほんまに関西弁がうまいなあ」
「いやあ、ちょっと変な関西弁ですけど」
 後藤がにこりと言った。そして三人は大きな声を出して笑った。

 夕食を食べるころには二人の宿泊者が部屋に入って来た。一人は大学生、もう一人は夏樹と同じように仕事を辞め、放浪の旅に出たのだと言っていた。夏樹のように仕事を辞めてまで旅に出るような変わり者と、これから何人も出会うことになる。


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2012.01.17 / Top↑
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