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 巨人の星というアニメは毎週欠かさず見ていたが、今ではアンチ巨人ファンの一人として、知らなかったことは言え少々不甲斐ないこととなってしまった。なぜアンチ巨人なのか、子どものころの夏樹は王さんのファンだった。GYのマークの入った野球帽を被り小学校へ通っていた、と言うより他の球団の帽子はあまり売ってなかったように思う。そんなどこにでもいるような少年が、いつからかタイガースファンに、そしてアンチ巨人になってしまった。王さんが引退したことと、父親の影響だろう、夏樹の父親はタイガースファンと言うより、アンチ巨人の感情が大きかったように思う。今では夏樹も大のアンチ巨人ファンとなってしまった。
 夏樹の父親はテレビ中継がない日に、入りの悪いAMラジオのチューニングを、ほんの少しつづ動かして、良く聞こえる周波数にあわせ、タイガース戦を聞いていた。ある日のことタイガースが勝った試合が終わり、他球場の結果と経過が流れた、後楽園で巨人が負けたことが分かると、タイガースが勝った時の喜びよりも数倍の感情をむき出しにして喜んでいたことがあった。
 多くの関西の人は東京、関東への対抗心がとても強かったように思う。だから関西人はどこに行っても、どこに住んでも関西弁を直さない人が多いのだろうか。

「みなさあん、玄関で記念撮影をしませんかあ」
 ヘルパーの小林の声が建物中に響いた。夏樹もちょうど荷造りが終わり、大きく重いバッグを担いで玄関へ向かった。
 ヘルパーの小林を含めて六人が集まり、夏樹の他に二人がカメラを出し、セルフタイマーをセットして三人それぞれのカメラに納まった。五人はそれぞれの予定に沿って西へ東へまたは北へ向かう。写真は撮影したが住所の交換はしていない、もう二度と逢うことのない六人となるだろう。

                   清里ユースホステル前




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2012.01.26 / Top↑
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