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 ユースホステル土樽山荘は上越線土樽駅の西側に見える。いま来た道は線路の東側にある。駅舎のすぐ反対側の線路の向こうに立派な山荘風の建物があり、すぐ横にブルドーザーが置いてあるのが見える。まさかこの踏切ではない線路の上を越えて行くことはないはずだ、どこかにこちらの道路からあちら側に行く道があるに違いないと、駅の周辺をバイクに乗って線路を越えていく道を探してみた。警報機のない踏み切りのようなところで線路を越えることはできたが、その先には道がなく、川ではないが雨により増水した水の流れが行く手を遮っていた。
「オフロードバイクやったら、これぐらいの水量なら渡れるんやけどなあ。このバイクではなあ」
 途中でつまずいて転んでしまえば大変なことになってしまう。いったん引き返し、また駅の周辺をうろうろとしてみた。しかしユースホステルまで行く道はなかった。あのブルドーザーはどうやってあちら側に行ったのか、疑問を残しながら駅前の駐車場にバイクを停めて荷物を降ろした。
 駅は無人駅だった。改札を越えて構内へ入ると「ビィ、ビィ、ビィ・・・」と機械的に作られたブザーが無人の駅に響き渡った。それから暫くすると遠くから警笛が聞こえ、やがて猛スピードで貨物列車が近づき「ビィ、ビィ、ビィ・・・」と言う音さえも聞こえなくなるほどの轟音とともに通り過ぎて行った。そして「ビィ、ビィ、ビィ・・・」と言う音は止まった。列車の通過を知らせる音だったのだ。
 線路を越えるには階段を上り跨線橋を渡って行かなくてはならないが、この重い荷物を担いで階段を上って行く元気が残っていなかった。本降りの雨の中をバイクで走り体力が無くなっていたようだ。

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2012.02.26 / Top↑
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