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「夏樹さん、遅かったね」
「部屋で少し寝てしまって、すみません」
「いいの、いいの。おかずはそこのテーブルに置いてあるし、ご飯と味噌汁をここに置きますから、持っていって下さいな。何杯でもおかわりしてね、遠慮なく」
「ありがとうございます」
 ご飯と味噌汁を持っておかずが載せられたテーブルへ向かった。
「いただきます」
 広い食堂にテレビはあっても電源は入っていないし、少し立派なステレオセットが部屋の隅に置かれているがこちらも電源は入っていない。ペアレントの女性が厨房であと片付けをしている音がわずかに聞こええるだけで、他には無音に近いとても静かな空間で夏樹は一人だけで夕食を食べた。なんだかとてもつまらない夕食となってしまった。今までに何回かユースホステルに泊まったが、夕食をひとりっきりで食べたのは初めである。
 食べ終わった頃にペアレントの女性が、二人分のお茶の入った湯飲みとポットを持って夏樹のテーブルの前に座った。
「やっぱり一人で食べる夕食はつまんないよねえ」
「はあ、そうですねえ」
「私も一緒にと思ったのだけれで、こんなおばさんとじゃ迷惑だろうと思って・・・」
「そんなことはないですよ、やっぱり食事は楽しく会話などをしながら食べるのがいいですよ。一人はおもろないですは」
「そうだよねえ、昨日は四人泊まったのだけれど、今日は夏樹さんから電話が来なかったら、さっさと寝ようかと思っていたの。来てくれてよかった、誰も泊まってくれないと、この広いところに今夜は私だけになっちゃうからね」
 ペアレントさんはそう言うと両手に持った湯飲みを口元に運び、少しお茶を飲んだ。

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2012.03.04 / Top↑
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