上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 ペアレントさんは大学卒業後に山と関連のある仕事をやりたいと考え、全国の山を一年掛けて登り歩き、その周辺の山小屋やユースホステルなどの宿に泊まり、山ガイドの仕事や登山関連の店を見て周った。海外にも何回か行ったと言っていた。
「いろいろなことをしてきたのだけれど、成り行きで今はここのペアレントをしているの、山で知り合った今の旦那と二人でね」
「あれ、さっきは俺が泊まりに来なかったら今晩は一人だって・・・」
「そう、昨日からユースホステル協会の集まりで、東京に行っているの」
「出張ですか」
「北海道までいくんでしょ、今の季節は何処へ行っても花が綺麗だと思うから、特に東のほうね、楽しんできて下さい。ユースホステルもね、個性的な特徴のあるところが多くあるから・・・桃岩とか・・・」
「桃岩ですか、何処かでも聞いたような気がするなあ」
 その後も二人はお茶を飲みながら山の話し、旅の話し、ユースホステルの話しをした。

 翌朝もどんよりとした空から雨が降っていた。玄関の脇に干しておいた合羽を着て走ることになる。
「いってらっしゃい」
「行ってきまあす」
 大きな荷物を担ぎ軽く手を振り駅に向かった。来た時と同じようにホームから線路に降り、反対側のホームまで行きよじ登った。
 駅前には夏樹のバイクだけがあり、他には車も人の姿もなく、雨の音以外は何も聞こえなかった。バイクのエンジンを掛け、荷物を括りつけてヘルメットを被った。そしてゆっくりと走りだした。
 国道へ戻る途中に線路の下を潜り川の向こうへ繋がる道を見つけたが、橋らしきものは見えず川の部分だけ道が途切れていた。やはり昨日からの雨が増水し、橋を隠してしまったようだ。

・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

・ 応援いただき、ありがとうございます。


          下記URLにて、鉄道模型ブログも公開を始めました。
          そちらへもお立ち寄り下さい
             ⇒翼芭里鉄道建設記録
スポンサーサイト
2012.03.12 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/518-1d41b09d

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。