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 整備スペースの前でバイクのセンタースタンドを立て、後輪の軸棒のナットを緩め後輪を少し後ろへ引っ張り、伸びたチェーンを適度に張った。さすがに専門家である、とても手際よく作業が進み、わずか十分ほどで終わった。
「終わりましたよ。これでしばらくは大丈夫です。でも、これからも旅は続くのでしょ、また伸びてきますから、今の手順で引っ張ってやって下さい。その時にここに刺さっている割ピンをなくさないように、気を付けて下さい」
「おぉきにぃ、俺にとってのバイクは旅の移動手段であって、バイクが好きで乗っているのとはちょっと違うし、メンテナンスはほとんど、でけへんから。ほんま、助かりましたは。ありがとうございました」
「あまり知らないほうがいいですよ。バイクや車に乗る人のみんながメンテナンスに詳しいと、俺の仕事がなくなりますから・・・」
 そう言ってスタンドの制帽を被り直し、にこりと微笑んだ
「ありがとうございました。気を付けて旅を続けてくださいね」
「はい、おぉきにぃ」
 ふたたび国道七号線へバイクとともに駆けだした。

 村上まで来ると、周りの風景が今まで以上に海へ近づいてきたようだ。そしてわずかに潮の香りがしてきたように感じた。しかし村上市街を超えたころだろうか、交通量が大きく減り周りに山が迫ってくるようになってきた。ドライブインの片隅にバイクを停め地図を確認すると、国道七号線は村上から内陸に向かい山間部を走っていた。
 村上までより道幅は狭くなり、少し登り勾配の変化の少ない山あいの道を進み、大きく左に曲がると今度は緩やかに下り勾配になった。



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2012.03.29 / Top↑
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