上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 二人はベッドの上に真っ白な新しいシーツを広げ、手際よくマットレスを包み込み、もう一枚の布団用のシーツを広げてその上に掛け布団を載せ、四隅に布団の角を合わせ、これまた手際よく包み込んだ。続けてもう一つのベッドも同じようにセットされていった。夏樹はその手際の良い作業に見とれていた。
「うまいもんやなあ、専門家ですか」
「えっ、アルバイトです。学生です」
「ミッちゃん、次の部屋に早く行こう」
「ごめんなさいね、今日は特別に忙しいの」
 二人は残りのシーツを持って次の部屋に行った。その部屋からさっきのアルバイトの学生の声が聞こえてきた。
「この部屋、まだ掃除機がかかってないじゃん。マッさぁん・・マッさぁぁん・・・」
 その声にはっと気が付き、掃除機を持って彼女たちの部屋に行った。
「すいません、すぐにやりますから」

 ひと通り部屋の掃除が終わるころに、数台の乗用車が玄関前に停まり、荷物を持った人たちが降りてきた。今日の団体のお客さんたちのようだ。夏樹はアルバイトでもお客相手の仕事をしたことがなかった。お客に対してどのような対応をすればよいのかわからず、無意識に後ずさりしてお客から見えないところへ隠れてしまった。
「いらっしゃいませ、お待ちしてましたあ」
「また、来ちゃった、よろしくね」
 厨房の奥の方からオーナーの奥さんである「母さん」が大きな声で出迎えた。たびたびここへ泊りに来る人たちのようで、親しい友の訪問を迎えるような会話を、母さんと数人のお客がお互い笑顔で語っていた。



・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

・ 応援いただき、ありがとうございます。


          下記URLにて、鉄道模型ブログも公開を始めました。
          そちらへもお立ち寄り下さい
             ⇒翼芭里鉄道建設記録
スポンサーサイト
2012.04.09 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/527-614b5780

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。