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 順番にタイルを敷き詰めるように芝のシートを並べていき、なくなれば一輪車を押して物置に芝シートの束を取りに行った。そしてフラフラとしながらも、一輪車から芝のシートを落とさないようにグリーンまで戻ってきた。
「夏樹君はこれから北海道に行くんだって」
 オーナーが話しはじめた。
「北海道はいいなあ、俺も何年前だったかな、行ったことがあるけれど、広々として気持ちが良かったなあ」
「京都は大きなビルや工場は少ないですけど、人口だけは都会と同じようにいっぱい住んでますから、政令指定都市と言う都会です。そこで生まれ育った僕は広々とした大自然が憧れでした。二年前にも行ったんですけど、北海道での滞在期間は、たったの二泊三日でした」
「随分と強行スケジュールだねえ」
「フェリーが往復三十時間ずつかかりましたから、合計で五日間の休みは、あっと言う間でした」
「なるほど、それで仕事を辞めて、出てきたわけだ。まだ若いんだから、いろんなことにチャレンジしてみればいいさ」
「はい・・・」
 そのあとも陽が暮れるまで芝シートを敷く作業を、オーナーと二人で続けた。
 太陽が山の影に沈み、あたりが少し暗くなってきた。夏とは言っても東北の山間部の高原では、日没とともに涼しい風が柔らかく吹き、気温が急降下したようだ。作業を止めて一輪車などを片付け、ペンションの建物に戻った。玄関から階段を登ったテラス部分では、ドラム缶を立てに切って炭をいれたコンロでバーベキューが始まっていた。
「夏樹君、こっちはこの人達に任せて、君はこっちを手伝ってくれるかい」
「あつ、はい・・」


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2012.04.16 / Top↑
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