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 部屋に戻りマッさんに教えられて風呂へ向かった。再び部屋に戻ってタオルを干し、荷物を整理してから今日の出来事をノートに書き留めていた。
「何を書いているの」
 夏樹の後ろから音もなくマッさんが話しかけてきた。
「ああ、びっくりしたなあ、もう。いつの間に来たんですか」
「たった今。別に脅かそうと思って静かに入ってきたわけじゃ、ないんだけどなあ」
 そう言ってマッさんは夏樹に缶ビールを渡してくれた。
「おぉきにぃ。あれ、見たことのない缶やけど、これって日本のビールやないのとちゃうか」
「そう、アメリカのバドワイザーさ。ここの居候は三食と寝るところと、一日一本のバドワイザーをつけてくれるんだ」
「これって輸入品やから、ちょっと高いのとちゃうの」
「お客さんにも出すビールだから大量仕入れをして、少しは市販より安いんじゃないかなあ」
「へえ」
「日本の田舎のペンションだけど、日本らしくない高原の風景の中の洋風の宿で、普段とは違うものを味わう、オーナーのちょっとしたこだわりらしいんだ」
「なるほどねえ。・・・ああ、美味しいわ」
 缶ビールを飲みながらマッさんの話を聞いた。ハムを作る工場で働いていた彼はそこで培った技術を活かして、自家製のハムや燻製を出せるような店をやりたいというのだ。宿にはこだわっていないようだ。
「ここのような高現地帯のリゾート地の宿などにも卸せればいいなあ」
(たまたまなのだが、彼が夢を実現したことをネットで知った)
「ナッさんはどうなの、ペンションをやりたいの」
「いやあ、ペンションがどのようなものなのか、あっちこっちを見て歩いているところで・・・、でも俺みたいな旅好きが気軽に集まれる宿ができたらいいなあって、今はまず、俺がその旅の途中っていうところかな」


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2012.05.03 / Top↑
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