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 マッさんと夏樹は一本のバドワイザーをほぼ同時に飲み終えた。
「じゃあ、寝ましょうか」
「まだ、十時を少し過ぎただけですよ」
「朝は五時半に起きて朝食の準備がありますから。それに今日は久々にお客さんがいっぱいで、疲れちゃったからね、早く寝ます」
「そんなに早く起きるんですか」
「ナッさんは寝ていていいですよ」
「ええ、いいんですか」
「と言っても七時には起きてください、食べ終わった皿とかを下げる時は手伝ってほしいので」
「了解しました、マッさん」
「片付けの後はまた芝張り作業が待っていますから、今日はゆっくり休んでおかないとね」
 缶ビール一本を飲めばいつものように顔は赤くなっていたのだろうか、急に眠くなってきた。そういえば今日は朝から雨の中をバイクで走り、ペンションに着いたら慣れない土木作業をやり、体も疲れているのだろう、寝床に入るとすぐに寝入ってしまったようだ。
 翌朝、目が覚めたときには、隣のベッドにマッさんの姿はなく、時計はちょうど七時だった。部屋の中に明るい陽が差し込み、気持ちよく目が覚めた。着替えを済ませ顔を洗い、厨房へ降りて行った。ちょうど朝食を出し終わり、オーナーをはじめスタッフ全員がコーヒーを飲んでいた。
「おはようございます」
「ナッさんおはよう」
 母さんが大きな声で言ってくれた。その声につられるように他の人たちも声をかけてくれた。
「はい、まずモーニングコーヒーをどうぞ」
 オーナーがカップを差し出してくれた。
「おぉきにぃ、ありがとうございます」
「関西弁はいいねえ、なんとなく優しく聞こえて」
 母さんが言った。
「そうですかあ、ドラマとかではちょっと、きつい感じがしますけど」
「ナッさんの話し方がええのかなあ」
 少しだけ母さんが関西弁をまねて話した。それを聞いて夏樹以外のスタッフたちが微笑んだ。和やかな朝のひと時となった。


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2012.05.06 / Top↑
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