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 ペンションで居候としての二日目は、泊りのお客さんが二組四人だけ。カレンダーをよく見るとこの日は日曜日だった。明日は月曜日だから泊りのお客さんは少ないのだそうだ。月曜日に休みが取れる人は床屋さんか、学生ぐらいかな。
 夕食後にオーナーと母さんとマッさん、そして夏樹の四人でゆっくりと話ができた。男三人はバドワイザーを片手に持っていた。大学生の女の子二人は今日の昼過ぎに実家に帰って行った。
「ナッさんはなぜ仕事を辞めてまで旅に出たの」
 母さんはお茶の入った湯呑を片手に持ちながら言った。
「後悔したくなかったんです。もう少し年を取って結婚して、子供ができたら二度と自由気ままに旅をすることはできひんでしょ。今しかできないことやから、今やろうと思ったんです」
「今しかできひんことねえ・・・」
「母さん、その変な関西弁はやめた方がいいよ・・」
「だって、うつっちゃうんだもの。マッさんはうつらないの」
「まあ、今のところは」
「まあ、ええやないですか、どこへ行ってもうつる人はいるみたいやから」
 昨日の夕食後に母さん以外の人たちと話したことを少し話し、その続きのような内容の話を四人で話した。ほとんど旅の話しばかりで、そんな話をしていると、時間が経つのは早く、食堂にいた二組のお客さんは、いつの間にか部屋に戻ったようだ。明朝もそんなに早く起きる必要もないからと言って、オーナーが二本目のバドワイザーを出してくれた。
「ナッさん、顔が真っ赤だよ」
「マッさんも結構赤くなったはるやん」
「なったはるやん・・・」
 母さんも一本目のバドワイザーを持っていた。


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2012.05.12 / Top↑
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