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 どこまでも続く砂浜の海岸には夏樹の他には誰の姿も見ることはなかった。六月初旬の海ではまだ海水浴は早いのだろう。冬はとても雪の多い東北地方の夏とはどの程度の気温になるのか、海水浴ができる期間はどれくらいなのだろうか。そして今日は夏休み前の平日だ、こんな時間に海へ遊びに来る人はいないだろう。
 
 本荘市を過ぎると海岸から国道までの数十メートルの間に、防風林が何キロも続いた。どの木も陸側へ大きく傾き、冬の海からの風の強さを計り知ることができる。北西の強い風と共に雪も横殴りに降ってくるのだろうか、雪の少ない土地に育った夏樹は、なぜかワクワクと想像力を膨らませていた。
 防風林の姿がなくなったころから民家や商店などが増え、交通量も増えてきた。秋田県の県都、秋田市が近づいてきたようだ。右に国道13号線の標識のある交差点は、都会らしく車線も多く、今までより数倍の量の車が行き交う。左手に海は見えなくなり民家と海運事業所の倉庫群の間を、周りの車の流れに合わせてさらに北へ走った。少しづつ交通量が減り、民家などの建物も少なくなってきた。秋田市を越えて次の町に入ってきたのだろうか。
 間もなく左に男鹿半島の標識が見えてきた。中学校の地理の時間を思い出した。
「秋田には男の鹿で『男鹿(おが)半島』、宮城には牡の鹿で『牡鹿(おじか)半島』、読み方を間違わんように」
 地理の授業なのに漢字の勉強をしているような先生の話が、頭の中に強く残っている。その『男鹿半島』である。行かないわけには、いかないだろう。


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2012.05.29 / Top↑
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