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 現在はコンビニエンスストアーと言うものが全国どこへ行ってもあり、どこも二十四時間営業で、とりあえず何でも売っていて日々の生活には何の不便もない。最近では野菜や肉などの生鮮品まで売られている。しかし、この旅のころ(二十数年前)にはコンビニエンスストアーは都市部にしかなく、二十四時間営業もしていなかったと思うし、店の数もそんなに多くはなかった。ましてや東北の田舎に出店されたのは比較的最近で、(セブン何とかなどは今月、県内に初オープンとなった)当時はその土地にしかないスーパーマーケットのような店が、その町の買い物の中心だったりした。閉店時間は午後六時と言うところがほとんどだった。
 焼肉定食もある寿司屋の店主に聞いたスーパーは、国道を少し北へ行ったところですぐに見つけることができた。平屋建ての白を基調にした建物は、周辺の商店より少し洒落た雰囲気を作っていた。店先には特売の野菜や生活雑貨が、大きな手書きの値札とともに置かれていた。酒を売るコーナーは、店の奥の方に牛乳などの乳製品や清涼飲料水などとともに冷蔵用の棚にあった。缶ビールを二本手に取り、すぐ向かいの棚の珍味コーナーから「さきいか」の袋を一つ持ちレジに向かった。その時、寿司屋の店主と同じような訛の言葉が夏樹に聞こえてきた。
「兄さん、いまから、どさいぐのよ」
「・・・」
「ヘルメットを持ったカッコいい兄さんだよ」
「おれですか、何か・・・」
「この辺の人じゃねえなぁ、ええと、今からどこへ行くのですか」
「道路の向こう側の林にテント張って、野宿をします」
「ええ、あんたとこで、野宿なんがすんのかぁ・・・・」
 ねじり鉢巻きをした魚売り場のお兄さんだった。

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2012.06.10 / Top↑
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