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 六月十二日。旅に出て九日目、秋田県能代付近の海沿いは快晴だ。夜中に聞こえていた奇怪な物音のことなどすっかり忘れ、お湯を沸かし紅茶と昨日のスーパで買ったあんぱんで朝食を済ませた。今日は竜飛岬を目指し、それからどこまで行こうか、まだ決めていない。
 キャンプをした松林から国道101号線に戻り北へ向かった。すぐに海沿いを走るようになり空の青と海の青が眩しかった。
 海岸からすぐのところに道路と単線の線路が並んで北へ向かっている。この線路は能代から青森県の日本海沿岸を北上し津軽半島のつけ根あたりから青森市へ向かう五能線だ。何回か立体交差になっているところがあり、線路の近くを走っていたのだが、列車を見た記憶が残っていない。(二十数年前の記憶なので、かなりあやふやではある)
                   深浦付近

 停まっていると夏に近づいた日差しが暑いが、バイクを走らせると首元を通り過ぎていく風は少し冷たい。暦の上では夏だ、合皮のジャンパーに皮のモトパンにマフラーは暑苦しい姿だが、バイクを乗るにはこれぐらいでも寒さを感じることがある。北国の本当の夏はまだまだ先のようである。
 深浦に入ると大勢の人が沿道に出ていた、消防署員か地元の消防団員が整列して横一列に並んでいる横を、何があったのか分からないままバイクで通り過ぎていった。なんとなく気持ちの良い瞬間だった。
 整列した消防関係者の横を通り過ぎてしばらくして目の前に横断幕が現れ、大勢の人たちが沿道に出ていた理由がようやく分かった。復元された北前船(ネットで検索すると「辰悦丸」が兵庫県で復元され、当時の寄港地を廻って北海道の江差まで行ったそうだ)が深浦の港に寄港していたのだ。

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2012.06.23 / Top↑
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