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 弘前市「ねぷたの館」には夏樹以外の入館者がいなかった、平日の午前の時間帯に観光に訪れる人は少ないようだ。江戸時代に作られた「ねぷた」から現在のものまでの実物が展示されていて、ねぷたが綺麗に浮かび上がるように薄暗くしてあった。どこにスピーカーが置かれているのか、祭りの時の太鼓の音が流れ「ヤァー、ヤァー、ドー」の掛け声が聞こえてくる。夏樹の心の声が「なんか、ちょっとちゃうなあ・・・」おそらくテレビの旅番組を見たときの記憶と違っていたようなのだ。その時だった優しい女性の声が聞こえてきた。
「いらっしゃい。お一人でバイク旅行中ですか」
「は、はい」
「あっちに本物の太鼓がありますから叩いてみませんか」
「ええっ、ええんですか」
「リズムは簡単ですから、すぐに叩けますよ」
『ドドン、ドドン、ドドンドン』
 こんな感じだったかな。しかし、なかなか教えらたようには叩けなかった。年齢的には夏樹より十歳以上は年長のお姉さんに手を添えられて教えてもらったのだが・・・。
「あのう、威勢のいい掛け声とともに踊らないんですか」
「それは、おそらく青森の「ねぶた」のことでしょう」
「同じやないんですか」
「弘前は『ねぷた』青森は『ねぶた』なんです」
「ぷとぶですか」
「青森の『ねぶた』は『ラッセーラー、ラッセーラー』の掛け声とともに山車の周りで踊りますね」
 ようやく夏樹の心のどこかにあったわだかまりのようなものが無くなった。旅番組で見たかすかな記憶は青森の『ねぶた』だったのだ。
「この館の向かいに武家屋敷が保存ざれ、公開されていますが、ここには雪国の特長も残しているのです」
「なんですか」
「歩道に屋根が付いているのです。人が歩くところには雪が積もらないようになっているのですよ。時間がありましたら、そちらも見て行って下さい」

                     ねぷたの館


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2012.06.30 / Top↑
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