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 ユースホステルを出て、あてもなく感だけを頼りに周辺をぶらりとした。蛍光灯が古くなり薄暗くなった看板に書かれた「餃子」の文字が目に入った。夏樹の好物の一つだ。京都に居たころは一ヶ月に一回は餃子専門のチェーン店(今では全国に広がった《餃子の王○》)に行ったものだった。
「今日は久しぶりに餃子にしようか、キャンプやユースホステルでは食べることもないしなあ」
 かなり前からこの地で中華料理屋を営んでいます、見たいなたたずまいで、地元の人しか来ないようなそんな店だ。客の入りは全体の半分ぐらいだった。開いているテーブル席に座り餃子定食を注文した。何気なく店内を見渡すと「生ビール」の文字を発見した。
「どうせミーティングングもないし、部屋にはちょっと暗い感じの兄さんしかいてないみたいやから、部屋に戻れば後は寝るだけ、ビールの一杯ぐらい飲んで帰ってもわからんやろ。そや、消灯のギリギリまでその辺を散歩して帰ったら、少しは酒も覚めるやろし」
 と心の声が聞こえてきた。
「生をひとつ、お願いしますう」
 餃子より先に中ジョッキーが運ばれてきた。グイッと一息に半分ほどを飲み干し、餃子が運ばれてくるのを待った。

「ごちそうさま、おいくらですかぁ」
「ちょうど千円だね。お客さん、どこから来たんなぁ」
「はあ、京都です」
「京都?修学旅行でしか行ったことねえなあ」
「そこのユースホステルに泊まってて、夕食は出えへんて言うからね、餃子、美味しかったですわ」
「出えへん・・・?関西弁っておもしれえなあ」
「いやあ、東北弁もちょっと難しいですよ」
「明日は北海道かね」
「ええ、バイクでフェリーに乗って」
「いいねえ、若いということは、気い付けて行ってけれ」
「はい、おぉきにぃ」


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2012.07.17 / Top↑
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