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 再び軽トラックの助手席に乗せてもらい、来た道を函館の市内へ向かった。行先はバイクメーカーのサービス工場だ。
「どうも、いつもお世話さまです。所長さん、彼がさっき電話で話したバイクの人です」
「はい、毎度ありがとうさんです。で、バイクは」
「俺のトラックに積んできました。よろしく頼みます」
「あらぁ、結構、曲がっちゃったねえ。ウインカーも割れているし。運転手と相手にけがはなかったの」
「本人はかすり傷程度みたいだし、相手はトラックの後ろだから、けが人もヘコミもなかったようですわ」
強調文「バイク、直りますかあ」
 夏樹がようやく口を開いた。
「大丈夫ですよ。この壊れた部品なら、うちに在庫があるから・・・」
 そう言ってサービス工場の所長は壊れた場所をじっくりと観察した。
フロントフォークは曲がっていないみたいだから、明日の午後には直りますよ。修理代も三万円ぐらいかな。京都ナンバーだもの、旅人には少しサービスしてあげるよ」
 その言葉を聞いてようやく夏樹の心が落ち着いた。頭のてっぺんから肩にかけて、見えないがどんよりと暗い雨雲のような重苦しいものが、まとわり憑いていたのだが、所長の言葉でどこかへ飛んで行ったようだ。
「ああ、よかった。どないなるかと思てました。ほんま、よかった」
「じゃあ、俺はこれで帰ります」
「武田さん(そう、武田自転車店と看板に書いてあった)ありがとうございました。ほんま助かりました」
「いいってことよ、困ったときはお互いさまだ。ここからなら路面電車やバスに乗れば、市内のどこへでも行けるから。今日は函館に泊まってゆっくりとして行けばいいさ」
「はい、おぉきに、ありがとうございました」 
 夏樹は大きく頭を下げて、礼を言った。

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2012.08.10 / Top↑
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