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 北星荘ユースホステルは函館駅から路面電車に乗って二十五分の川湯温泉入口で下車、歩いて二分の所にある。ユースホステルガイドにはそう書いてある。
 建物はかなり古そうで、以前は旅館として使われていたようだ。
「こんにちは」
 受付には少し年配のおじさんが、とても事務的な対応で迎えてくれた。シーツをもらい、言われた部屋に向かった。館内には高校生ぐらいの男子が大勢いてとても賑やかだった。しかし受付で聞いた部屋の方には賑やかな集団はいなかった。部屋にも先客は誰も居なかった。受付近くの賑やかな雰囲気が嘘のように静かな一角だった。
 夕飯の時間になり食堂へ行くと、その周辺は先ほどと同じように賑やかだったが、食堂のテーブルには三人分の食事だけがトレーに載せて置かれていた。
「一般の泊まりは他に二人いるのかなあ」
 ご飯と味噌汁を器に入れてテーブルに戻ったとき、夏樹よりは明らかに年が若い男と女が一人づつ食堂に入って来た。
「こんにちは」
 夏樹が先に声をかけた。
「こんにちは」
 二人がほぼ同時に声をかけてくれた。聞き間違いではないと思うが、男の言葉が訛っていたというより、おぼつかない日本語といった感じだった。
「二人で旅をしたはるんですか」
「いえいえ、たまたまさっき、ここへ来る前に知り合っただけですよ」
 女の方が素早く反応した。
「ボクたち、トモダチです」
 女の方は東京から来た大学生、男の方は台湾から来た留学生で、函館を観光中に男が女に道を聞いたことから、泊まるところが同じであることがわかり、今日の観光地めぐりを一緒に行動することになったと女子大学生が話してくれた。


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2012.08.20 / Top↑
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