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「おれは、京都から来ました。プー太郎です」
「プー・・・?タロウ」
 留学生はとても不思議な思いで夏樹に聞き返した。
「プー太郎、無職って言うこと、仕事を辞めて旅をしてますねん」
「ヒゲさんはどんな方法でここへ辿り着いたのですか」
 女子大学生が微笑んだ。
「そう、京都からバイクで日本海側を走り、今日、函館に着いたんですわ」
「でも、バイクは?裏の方に駐車場があるのですか」
「いやあ、実は函館港にフェリーで到着した途端にトラックにぶつかってしもうて、いま修理中なんですわ」
「あらあ、大変でしたね、ケガは無かったのですか」
「大丈夫、この通り」
 そう言うと夏樹は両腕を大きく回して見せた。
「バイクは、スグに、ナオリマスカ」
「大丈夫、明日の午後には直るみたいやから」
「ヤカラ・・・?」
「日本語、難しい、ですか?私の関西弁はもっと難しいですか?」
「台湾も漢字をツカイマス、漢字の意味はダイタイ同じ、でも言葉はゼンゼン、チガイますね。ダカラ、日本語、ちょっと難しい」
 留学生は微笑みながらゆっくりと話した。
「私は中国語をちょっとだけ知っています。イー、リャン、サン、スー」
「イマノ、ちょっと違います、イー、アル、サン、スーが正シイデス」
「ええ、そうなん、麻雀ではそう言うって教わったけどなあ。ほな、トン、ナン、シャー、ペーも違うのかなあ」
「今のはダイジョウブ、発音はヘタですね」
「あんたも、日本語の発音、下手です」
 ほんの少し会話の間があったが、三人がほぼ同時に大きな声で笑った。
「ところで、明日はどうしはるんですか」
 夏樹は女子大学生に聞いた。
「今日は五稜郭にしか行ってないので、明日は電車に乗って公会堂とか,教会とかに行って見ようかと」
「そのへんは今日、行って来た辺りかなあ?五稜郭はどうでした」
 時々、留学生も話に加わりながら情報交換をした。

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2012.08.24 / Top↑
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