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 翌朝の早い時間からバレー部の高校生たちが、ドタドタと歩き廻っていた。トイレと洗面所へ我先にと向かって行くようだった。しばらくすると大きな声で「おはようございます」という声があちらこちらから聞こえてきた。先ほどのドタドタは一年生で、たったいま二年生が起きてきたようだ。先輩への挨拶が狭い廊下のあちこちで発せられているのだ。
「お前ら声が大きい。他にも泊まっている人たちに迷惑だろう」
 先生の太い声が聞こえてきた。すると少しだけ声のトーンを落として挨拶する声に変わった。
「先生の声が一番大きいのとちゃうか」夏樹の心の声が囁いた。
 ユースホステルでの朝食は和食のところが多い。夏樹は子供のころから朝はパン食だったため、朝から米の飯が通りにくい喉になっていた。そこでユースホステルではできるだけ朝食は頼まず、前日にパンを買っておくこともあった。この日も小さなアンパンの五個入りを昨日に買った。食堂でお湯だけをもらって紅茶を入れた。
「おはようございます」
「オハヨ ゴザイマス」
 女子大学生と台湾の留学生が一緒に食堂に入ってきた。
「おはようさんです、なんか朝から賑やかやったねえ」
「彼らの今日の大会は、全国大会が懸かっているらしいの、それで朝からテンションをあげているみたいなのよ」
「詳しいですねえ」
「さっき聞いてみたんだ」
 女子大学生は小さな手提げ袋からサンドイッチと小さな水筒を出した。
「朝めしを頼まなかったの」
「だってここの朝食って、メロンパン一個とパック牛乳だけだって聞いたからね、それならこれのほうが良いかなって・・・」
「ほんまかいなあ、パン一個と牛乳一本だけって」
「他のユースホステルに泊まった時に聞いた情報なんだけどね。本当だったらいやだやからさ、昨日、近くの店で買ったの」


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2012.09.01 / Top↑
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