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 すっかり良くなったバイクに跨り、まずは本屋へ行った。北海道のガイドブックを買うことにした。地図は大きく見やすいのあるが、何処に何があるのかまでは詳しく書かれていない。ユースホステルの場所はユースホステルガイドブックと地図を見れば分かるが、キャンプ場や観光地のガイドまでは載っていない。近くの本屋で適当なガイドブックを買い、早速函館に近いところにキャンプ場がないか調べた。
 函館市内から二十キロメートルほどのところに、大沼公園キャンプ場を見つけた。駒ケ岳の噴火により堰き止められた湖で、国定公園に指定されている。その湖畔に三ヵ所のキャンプ場があるようだ。
「よし、今日はここでキャンプや。天気もよさそうやし、昨日も、おとといもユースホステルに泊まったしなあ」
 三日に二回はキャンプをして旅費の節約をしようと出発前に決めていたのだが、二日続けてのユースホステル泊まり、今日は必ずキャンプしなければ。
 地図で大沼を確認し国道五号線を北上した。昨日は突然の衝突事故でよく分からなかったが、函館の市街地から少し北へ行くと七飯町に入るのだった。その七飯町に入ってすぐのところに、昨日の事故現場があった。夏樹が転倒した痕跡は何も残っていない。当たり前と言えば当たり前であるが、夏樹の心には大きな痕跡が残った場所だった。
 事故現場からさらに北へ五分ほどのところに、サービス工場へバイクを運んでいただいた自転車屋さんがあった。
「昨日はどうも、ありがとうございました。おかげさまで、バイクもちゃんと治りました、本当にありがとうございました」
「いいってことさ、困ったときはお互いさまだろう、これから何処まで行くんだい」
大沼公園のキャンプ場へ」
「そうかい、今なら兄さんみたいなバイクに乗った若者がいっぱい来ているよ」
 そう言いながら武田さんはアイスキャンディーを渡してくれた。
「いや、俺がお世話になったのに、またアイスをいただいたのでは・・・」
「今日も暑いから、これを食ってからゆっくりと行きな。大沼までだったらすぐだから」
「はい、おぉきに、いただきます」


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2012.09.17 / Top↑
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