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 北海道へ上陸して五日目の朝は、空一面がどんよりと曇り、昨夜に打ち上げ花火が上がった対岸の空は、夏樹のテントの上空よりもさらに黒い雲が広がっていた。その黒い雲が少しずつこちらへ向かっているようだ。雨粒が落ちてくるのは時間の問題だろう。お湯を沸かし紅茶を入れ、アンパンを食べ、早めにテントを片付け荷物をまとめることにした。
 雨合羽をすぐに取り出せるようにバッグの一番上に入れ直し、慌ただしく荷物を積み込んだ。キャンプ場を出発したのは七時半ごろだった。
「さて、走りだしたものの、今日はどこへ行こうか、まだ決めてへんかったなあ」
 昨日見た地図の中に、洞爺湖より少し東に支笏湖という文字があった気がした。とりあえず今の場所より東の方へ行き、支笏湖を目指すことにした。そのうち支笏湖への案内看板が見えてくるだろう。少しでも雨から遠ざかり、雨合羽を着る時間を少なくしたかった。
 とても安易な考えで走りだしたが、湖の東側を南下してすぐに雨が降り出した。大きな木の下にバイクを停め、雨合羽を取り出し、すばやく着込んだ。ブーツのレインカバーと手袋のレインカバーも着けた。そこから直ぐのところに東へ進む道の分岐が現れた。さらにその先に右へ登別、左へ支笏湖の案内看板が見えた。
 空き家の屋根のあるところに停まり、地図を出して確認をすることにした。この道をさらに進むと美笛峠、その先に支笏湖がある。このまま道なりに真っ直ぐ進むことにした。
 雨足は強くないが上空の雲の様子を見る限り、いつまでも降り続き、上がりそうにはなかった。小粒の雨がヘルメットのシールドに纏わり付き、まるで霧の中を走っているように視界がとても悪く、あまりスピードを出すことはできなかった。



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2012.12.12 / Top↑
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