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 オコタンまでくるとようやく舗装路になったが、相変わらず小粒の雨が降り続き、ヘルメットのシールドにまとわり着いてきた。
 オコタン分岐の少し手前にオコタンペ湖の展望台があった。周囲五キロメートルほどの小さい湖だけれど、エメラルドグリーンの湖面が美しいとガイドブックには書いてあるが、霧で何も見えない、残念だ。
 オコタン分岐を過ぎたあたりでバイクを停め、地図とガイドブックを開き、今日の予定を考えた。札幌はもう目の前である。札幌は北海道一の都市、時計台ぐらいしか印象にない。それよりも大自然を目の当たりに見たい。札幌は最短コースで通過して、どこかへ行くことにした。
 札幌の直ぐ東に岩見沢市の文字が見えた、SLが好きな夏樹には岩見沢の響きがとても印象に残っている。北日本最大の操車場があり、SLのビデオにはよく登場する場所だ。その石見沢の先に日本一長い直線道路があると書いてある。北海道らしいではないか。そこへ向かうことにした。その先の留萌市に増毛という珍名駅がある。切符を買いに行こう。でもこの雨降りの空模様である、そこまでたどり着くまでに気力が萎えてしまうかもしれない。その時はユースホステルガイドブックを開き、近くのユースホステルを探すことにしよう。それこそが気ままに気の向くままの旅の醍醐味ではないか、決して急ぐ旅ではないのだから。
 再びバイクを走らせ四十分ほどで札幌市内に入った。斜線の幅が本州の都市のそれよりも広いような気がする。市内にはどこにも寄らず、江別、岩見沢への案内看板を頼りに進んだ。そのころには雨が上がっていたが、またいつ降ってくるか分からないような、どんよりとした空が札幌の街を覆っていた。

 国道12号線美唄市に入った。道路脇に日本一長い直線道路の看板を見つけた。確かに前方を見るとカーブは見えない。しかし、交通量が多く建物も密集しているためだろうか、二十七キロメートルにも及ぶ直線が続いていると言う実感はなかった。センターラインや左側の白線を注意深く見ながら走っていて「曲がってはいなかったなあ」と確認できた。少し期待はずれの日本一だった。


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2012.12.23 / Top↑
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