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 小平町立望洋台ユースホステルは平成七年に閉鎖されていたようだ。今までに泊まったユースホステルは数十軒に及ぶが、大半が閉鎖、もしくはユースホステルのような民宿になったりしている。二十数年の時間は様々なことを変えていくのだ。寂しいことだけれど、しかたのないことなのだろう。思い出の中で楽しかったこと、面白かったこと、時にはそうではなかったこと、を一生懸命思い出している。
 風呂には一人でゆっくりと入った。雨に打たれて冷えきった体を芯から温めた。
 望洋台ユースホステルの夕食は、海に近いこともあって海産物が豊富に出された。ユースホステルとしてはかなり満足のできる夕食だった。しかし福島から来たライダーと二人だけの夕食は、会話がいまひとつ弾まず、広い食堂はとても静かだった。
 夕食後、夏樹は食堂に残りペアレントさんと少し話をした。町立と言うことは町の職員なのだろうか。
「夏樹君は京都から来たのかぁ」
「はい。ペアレントさんは町の職員さんなんですかぁ」
「まあ、そんなもんかなあ、ずっとここにいるのだけど」
「きょうは二人だけなんですね」
「夏休み前だからね。休みなったらもっと多くの旅人が来ますよ、大学生が多いけどね。明日はどこへ行くのかな」
「いやあ、まだ決めてへんのです。北へ行こうか、東へ行こうか・・・」
「北のほうは少し早いかな、花もあまり咲いていないだろうし」
「そういえば大沼のキャンプ場でも、花はまだ早いからもう少しここにキャンプするって言うてた人がいたなあ」
「富良野には行ったの」
「いや、まだですけど」
「ドラマで有名になった麓郷に行ってみたら。セットに使った建物なんかもあるみたいだよ」
「ああ、北の国からですね、知ってるけど、俺は見なかったなあ」
「ラベンダーがそろそろ咲いているんじゃないかなあ」
「どんな花なんですか」
「紫色のかわいい花が丘一面に咲いていると思うよ。私もね写真でしか見たことがないんだけどね」
「ほな、行ってみようかなあ・・・」
 二人だけで少しの時間だけ話をし、早めに部屋に戻り、ねむることにした。


・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

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2013.01.14 / Top↑
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