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 北時計の内部は広々とした空間で、一般住宅に見られる平らな天井がなく、切妻屋根の形がそのまま見える。二階建てほどの高さがあるのだが、この建物は平屋だ。補強のための梁なども一般住宅では天井と屋根の間に隠れて見えないが、ここでは丸太作りのそれらが、あちらこちらに見える。当時はログハウスと言う建物は、あまり知られてはいなかったように思う。夏樹も始めて見た建物だった。
 喫茶店でコーヒーを注文して飲むのは、とても久しぶりのように思う。破れた皮のライダーパンツに安物の薄汚れた合皮ジャンパーを着て入ってきた夏樹にも、若いアルバイトの女の子は笑顔で注文を聞いてくれた。
 少し待つと先ほどの女の子がコーヒーを持ってきてくれた。
「どうも、おぉきにぃ。ところで、ここでは観光案内もしてもらえるって聞いてきたんですけど、案内図とか、あるんやったら、ほしいんですけど・・・」
「はい、ちょっと、お待ちください、いま持ってきますね」
 笑顔でそう言うと、奥の方へ行き、すぐに戻ってきた。
「どうぞ、ちょっと荷物になりますけど、良かったら持って行って下さい」
 そう言ってコーヒーカップの置かれたテーブルに置いた。一番上には富良野の駅でもらったものと同じ観光案内図が一枚、その下には厚さ一センチほどの電話帳のような本が二冊あった。全道の市町村の面積や人口、特産物、観光地、宿泊施設などを紹介している。北編と南編があり、北海道庁が発行している。
「えっ、ほんまに、もらってもええのですか」
「どうぞ。バイクでいらしているから、ちょっと邪魔になるかも知れませんけど」
「いやぁ、だいじょうぶです。おぉきに、ありがとうございます」
 この先、色々と参考にさせてもらったが、残念ながら現在は行方不明になってしまた。




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2013.02.07 / Top↑
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