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「内藤さんは札幌ですよね。札幌って標準語なんですか」
「夏樹さん、北海道も多少の訛り、方言はあります。札幌市内は比較的標準語に近いですかね。それに仕事柄、どうしても標準語的な話し方になってしまいます」
「おふた方、そろそろここを片付けて風呂にしませんか。夕食の食器をここに置いているのは我々だけです」
 橋本が食器の載ったトレーを持って立ち上がった。
「これはいけませんねえ。厨房のスタッフさんたちに、申し訳ないです」
 夏樹も慌てて持っていた湯飲みをトレーに置き、席を立った。食器を載せたトレーを返却口と書かれた棚に置き、中のスタッフさんに挨拶をし、ひとまず部屋へ戻った。
 風呂に入った後も内藤と橋本と夏樹は、色々な旅の話しをした。夏樹は二人の話しを聞いて、納得させられたり感心させられたりするばかりだった。
「橋本さん、『カニの家』はいまもやってるんですか」
「あると思うのだけれど、まだ少し時期が早いかな・・・」
「あした、帯広方面へ行って見ようと思うんですけど、駅の近くなんでしょ。とりあえず行ってみます」
「オープンしていなかったら・・・」
「その時は気の向くまま、その時に考えます。キャンプ場もどこかにあるでしょ」
「そうだね、どこの町にも村にも、一箇所ぐらいはあるからね」
 この日はユースホステルとしてのミーティングはなく、各自がフリータイムミーティングとなり、後半は橋本の知り合いと言う一人旅の女性が加わり、四人で消灯時間まで話をした。知り合いと言っても夏樹に会うほんの少し前に、このユースホステルで声をかけて親しくなっただけのことなのだと言う。ユースホステルはそんな交流の多い宿なのだ。
 明日、橋本と一人旅の女性は麓郷に行くと言った。夏樹も明日、もう一度あの場所には行ってみたいから、現地で待ち合わせる約束をし、部屋に戻って寝ることにした。

・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

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2013.04.09 / Top↑
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