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 北海道八日目の朝は寒さで目が覚めた。バンガローに泊まったのにとても寒く、四時には目が覚めた。外はもう明るくなっていたが、薄い色の雲が空一面に広がっていた。六時ごろまで寝るでもなく、起きるでもなく、なんとなく寝袋の中でゴロゴロとした。
「さあ、そろそろ起きようか。だいぶ明るくなってきたし・・・」
 水場に行きコッヘルで湯を沸かし、紅茶とスーパーで買ったアンパンで朝食をすませた。広々としたキャンプ場に夏樹一人だけで迎える朝の時間は、時おり聞こえてくる鳥のさえずり以外は何も聞こえなかった。東の空は朝焼けが広がっている。今日は雨だろうか。
 七時を過ぎても空は晴れてこなかった。
「さてと、きょうは何処へ行こうかなあ・・・」
 夕食と朝食に使ったコッヘルなどを片付け、地図を取り出し今入る豊頃町から東の方を見た。
「もう少し行けば釧路、その先に厚岸、もう少しで霧多布があるなあ・・・、内藤さんが言っていた民宿があるんやったなあ。んんと、150キロほどやなあ」
 そこまで行けるか、途中に何かがあればそこで泊まってしまうかも知れない。
 国道38号線を南東へ走る。何処までも真っ直ぐの道路の右も左も畑が続き、対向車も追い越して行く車もなかった。しばらく走ると前方から白いものと、黒いものが夏樹のほうへ向かってくるように見えた。やがてそれは向かって左側に白いバン、右に黒いダンプだった。さらに近づいてくると白いバンがダンプを追い越そうとしているのが確認できた。しかし、いつまでも白いバンはダンプを追い越して右側へは入っていかなかった。このまま夏樹のバイクに向かって来そうなスピードで走ってくるのだ。
「おいおい、やばいやろう、早く追い越せよ・・・」
 慌ててパッシングをして夏樹のバイクの存在を知らせた。車種がはっきりと分かるぐらいまで近づいたころ、ようやくダンプを追い越し右側に戻った。と次の瞬間、夏樹の右側を乗用車が追い越して行った。ぎりぎりのところで夏樹の前に入り、そのすぐあとに白いバン、三台の黒いダンプが夏樹のバイクとすれ違っていった。



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2013.05.18 / Top↑
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