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 大阪から来た女の人は、この岩尾別ユースホステルまでの交通手段が少ないことを車で来ていた大山に話をし、ウトロまで乗せてもらい、そこからバスで来たと話してくれた。
「ここのユースだけは、絶対に外せへんからねえ・・・」
「へえ、そんなにええとこなんや」
「知床が、一番北海道らしいと思わへんかぁ。行きたいとこはいっぱいあるから、車で来ている人を探して、乗せてもらえへんか、聞いて回ってんのよ」
「ヘルメットがあれば、俺の後ろに乗せられんのやけどなあ・・・」
「いやあ、なかなかヘルメットは、ないと思うわ。と言うことなんで、また後でゆっくりと」
「頑張って、探してください」
 大阪から来た女の人が車で来ている人を探しに行くと、霧多布里で一緒だったショートカットの女の人が話してきた。
「私は東京から来た、森です。無期限、全国放浪中なの、あなたは北海道にいつまで居るの」
「俺は夏樹、京都です。俺も無期限、全国放浪中なんや。北海道には学生が夏休みに入ると、いっぱい人が来るって聞いたから、それまでには本州へ戻ろうかなと、思ってます」
「なあ、温泉に行かない。この辺りには無料の露天風呂があるらしいのよ」
 突然、話の内容が飛んでしまった。
「そう言えば同部屋の人が言うてたなあ、ここからバイクで五分ほどのところにあるって」
「じゃあ、その人に場所を聞いて来てよ。で、入りに行こうよ」
「ああ、いいよ」
 とは言ったものの、男の俺に露天風呂へ誘うとは、どういう人なんだろうと考えたが、そこは旅仲間、男も女もないんだ、旅の途中で知り合った人間同士という思いの方が強かった。
 同部屋の田中の姿が、食堂にいないか探した。夏樹たちがいるところから少し離れた窓際に田中の姿を見つけ、森と二人で近づいて行き、露天風呂のことを聞いた。
「いいよ、俺も行こうと思っていたんだ、一緒に行こうよ」
 田中と、森と、夏樹の三人で露天風呂に行くことになった。


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2013.11.11 / Top↑
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