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 草地の上に仰向けになり、快晴の空を眺めて、いつの間にか寝てしまったようだった。
「さあ、そろそろ戻りましょうか。昼前にはユースホステルを出発したいので」
 福田が草地に座ったままゆっくりと言った。
「そうですね。いやあ気持ちよかったなあ」
 清水が大きく伸びをしながら言った。
 五人は来た道を歩き始めた。地元の話し、旅先での話し、仕事の話しなどなど、色々な話しをしながら、五人が昨夜、偶然に知り合った仲とは思えないほどに仲良く歩いた。
 知床横断道路に戻り、ユースホステルへ帰った。福田と清水は玄関に置いていた荷物をバイクに積み、それぞれの目的地に向けて出発した。夏樹たち三人とユースホステルのペアレントさんとで見送った。
「また、どこかで・・・、良い旅を・・・」
 
 森と夏樹は再びバイクに跨り、田中の案内で秘境に向かった。ユースホステルから二キロほどウトロよりに走ったところから、海のほうへ未舗装の道へ入って行った。クマザサの草原の中を抜けると断崖絶壁に出て来た。ここにバイクを停め、その断崖になんとなく出来ている道を下って行くと、垂直に切り立った崖を数十メートルの幅で流れ落ちる滝が見えてきた。さらに降りるとその滝を隠すように屏風のように大きな岩が現れ、滝と屏風岩の間をさらに下りると海岸に畳三畳ほどの大きく平らな岩があり、ユースホステルでは『昼寝石』と命名していた。

            第三の秘境
                     第三の秘境2

            第三の秘境3

         昼寝岩
      (中央が『昼寝岩』と思われる)

「ここが、ペアレントさんが言っていた、第三の秘境と言う所。昨日も三人で来たのだけれど、是非もう一度来たかったんだ。この昼寝石で半日も寝ていると、頭が真っ白になるって言うのだけどね。分かるような気がするんだぁ」
 田中が少し自慢げに話した。(今、改めて地図を見ると像の鼻かフレぺの滝だと思われる)
 この岩に寝転んでいると、断崖の上に広がる快晴の空と、目の前をほぼ真上から何本もの水の筋が流れを落ちる滝の音と、波の音しか聞こえない。半日もここに居ると、頭が真っ白になるかも知れない。


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2013.12.08 / Top↑
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