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 北海道上陸十三日目の朝は晴れていた。三連泊もしてしまった岩尾別ユースホステルを出発することになった。ペアレントさんたちと記念撮影をし、摩周湖へ向かった。

               岩尾別ユースホステル

 国道334号線を斜里町まで走り、そこから道道を南西へ走る。帯広周辺から釧路、標津辺りの道路は、『これぞ北海道・・・』といったどこまでも真っ直ぐな道が多かった。それはそれで感動を覚えたが、バイクで走るには少し疲れる。感動をするけれど、変化がないことに飽きが訪れることも事実だった。それに比べ斜里からの道道は適度にカーブとアップダウンが続き、バイクで走ると言う行動には適度の刺激があり快適だった。
 緑という町を過ぎた辺りから未舗装のダートになった。ダートと言っても道幅は広く、平らに踏み固められているので、夏樹の乗るロードバイクでも何の問題もなく走ることができた。
 ダートを10キロメートルほど走っただろうか清里峠に着いた。ここから右折して裏摩周展望台までは2キロメートルほどだ。この道は幅も狭く、砂利が深く敷き詰められていて、夏樹のバイクではすぐにハンドルが取られてしまい、走行困難な道だった。やっとの思いで裏摩周展望台に辿り着けた。
 展望台には夏樹以外の観光客はいなかった。摩周湖の全景を独り占めして見ることができた。展望台にある売店のおじさんが、暇を持て余していたのか夏樹に近づいてきた。

                摩周湖

「あれぇ、京都から来たのかい」
「はい。ええ天気ですねえ」
「あんたは運がいいよ、ほんの30分ほど前までは霧がかかっていて、何も見えなかったんだから」
「そうなんですか。やっぱり誰かの歌のとおり、霧の摩周湖なんですか」
「そうさ、霧の日が多いなあ」
 真っ白の髪を綺麗に整え、笑顔で話しをしてくれた。売店では何も買わなかったけれど、ここまで来たのなら屈斜路湖を美幌峠から見ると絶景だからと、道順を教えてくれた。
「気をつけてな」
「おぉきにぃ、ありがとうございました」
 砂利が深く敷き詰められた道を、慎重にゆっくりと清里峠まで走った。


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2014.02.11 / Top↑
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