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「美味しかったねえ。こんなに旨いもんを食ったの、しさしぶりだよ」
 五代目江戸っ子が言った。
「ここに、もう一にち泊まりたいが、そうも言ってられねえから、出かける準備をしようかねえ。ヒゲさんはどっちへ行くんだい」
「そうやなあ、まだ決めてへんのやけど、自分はどこへ行くんや」
「自分って、俺のことなんだろ、ようやく慣れたよ、関西人の「自分」には、おれは北へ向かう、ぐるっと一周したいんだよ」
「俺は大雪山の方へ、北海道の屋根を見に行きたいから」
 姫路の男が言った。彼はナナハンに乗っていた。残念ながら車種は忘れた。今では教習所で大型二輪の免許が取れるが、当時は公安委員会の免許センターに行って、実地試験に合格しないといけなかった。チャレンジした人の話ではスタートして初めのカーブを曲がったとたんに「はい、終了です。スタート地点に戻って」と言われたそうだ。乗車するところから試験管が目を光らせていて、減点、減点ですぐに不合格になると聞かされたことがあった。十回以上の不合格は当たり前のようだった。姫路の男も十五回目にようやく合格したと、苦労話しをしていた。
「ほな、ここより北へ行くと、ここよりもっと寒いかも知れへんから、俺も北海道の屋根を見に行こうかなあ。まあ、泊まるとこは走りながら考えるわ」
 姫路のナナハン男と一緒に、とりあえず大雪山方面へ向かうこととなった。
「江戸っ子、元気で、いい旅を・・・」
「ほなねっ、って言うんだろ。元気でな」

               船長の家

 浜佐呂間から道道で留辺蘂へ、ここから国道39号線で大雪山の麓、層雲峡へ向う。佐呂間からは100キロメートルほどである。普通に行けば2時間ほどで着いてしまうが、今日も朝から曇り空、山あいに入れば霧も出てきて体感温度はかなり低そうだ、適当に挫けて層雲峡辺りのユースホステルに泊まってしまうだろう。



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2014.04.19 / Top↑
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