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「あっ、そうか。タコさんねえ。あんた孝子やから、ターコってゆうてきたけどタコさんやんか」
「いらんことを皆さんの前で披露せんでもええやんか」
「と言うことでイカさんとタコさんは、今日はどこから来はったんですか」
「きょう、小樽にフェリーで着いたとこやねん、明日は宗谷岬に行って、オホーツク沿岸を知床まで行ってそれから・・・」
 イカさんが言った。
「それから何もない春・・・の襟裳岬。ほんで小樽からフェリーに乗るのが・・・」
「一週間後の7月4日、あんたしっかりしいやあ」
 タコさんがイカさんの肩をポンと叩いた。
「今回の休みはこの日程が限界やもんね、やっと取れた長期休暇やからねえ。帰った次の日から仕事やもんねえ」
「そっちのお二人さんは」
「彼女も私と同じ大阪から来たんだよねえ」
「タコさんと同じく大阪から来ました、先月に仕事を辞めて周遊券を買って、今日で何日目かなあ・・・」
 アフロっぽい長い髪の女の人が、右手の指を一本づつ折り曲げて考えた。
「4日目かな」
「もしかして、周遊券を2枚買って来ました」
「はい、まだ1枚目ですけどね。なんで・・・」
「標津と知床の岩尾別ユースホステルで一緒だった、大阪の女の人が2枚の周遊券を持って放浪してはったんや。今日は宗谷まで行かはったかな」
「2回も一緒だったんですか」
 もう一人のショートカットの女の人が言った。
「私もそんな出会いがあれば、いいなあ。周遊券を2枚買って来るなんて、きょう、マキさんに聞かされて知ったんですよ。それが一番お得で、長い期間を北海道に居られるって」
 ショートカットの女の人は福岡の大学生で、北海道に来て3日目だそうだ。
「ヒゲさんのことをまだ聞いてなかったなあ」
「イカさん、タコさん、ヒゲさんですか。漫才トリオみたいやねえ」
「おもろないで、このイカさんは」
 ペアレントさんを含めて6人で大笑いをした。夏樹はここまでの日程を簡単にみんなに話をした。
「ほな、明日はどこまで行くの」
「明日は、まだ考えてへんなあ。北へ行こうかなあ」
「山に登ったら。黒岳に。キャラバンを貸すから。みんなで登ったらどうですか、上の方はまだ雪が残っているから。みなさん、そんなに急ぐ旅じゃないんでしょ」
 ペアレントさんが提案してくれた。


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2014.05.18 / Top↑
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