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 二人のヘルパーの女の人は、男四人が会話している横で何も話さず座って居た。
「君らも祭りには出たいだろうけど、そのころはホステラーが大勢来るから、忙しくなるから・・・、頼むね。みんなのサポートをしてね」
「はい」
 二人が同時に軽く頷いた。
「あのう、こっち側の人は、関西ですか」
「はい、大阪です」
「やっぱり、関西弁はすぐにわかるもんねえ」
「うちも、今日は関西の人が二人も居たはるんで、なんか楽しいんですよ」
 この後のミーティングは、ペアレントさんが早々に部屋に戻り、残った五人でフリーミーティングになった。ほとんど関西弁だけが聞こえてくる会話が続いた。
「久々に、思いっきり関西弁を聞いたし、喋ったわ。おぉきにぃ、楽しかったです」
 もう一人は群馬県から来たと言う。二人とも元はOLだけれど、仕事を辞め憧れの北海道へ来たのだそうだ。偶然、二人とも同じ年だという。
「ほな、さっきも言うたけど、明日からは祭りまでにもう少しあっちこっち行って来ますは。それに小樽港に旅で知り合った人たちを、見送りにも行かなあかんしね」
「楽しそうやね、今度、来た時に聞かせて下さいね」
 大阪出身のヘルパーさんが言った。
「森山さんはどうするの」
 群馬出身のヘルパーさんが聞いた。
「わしも、この辺を少し回ってきますわ。ほんで祭りの日に合わせて帰って来ます。高田君は牧場の仕事が終わったら、札幌に帰るんやろ」
「そうですね、大学の用が終わったらまた来ますよ。お祭りは終わっていますけどね」
 五人でそんな話しをしながら就寝時間まで過ごした。夏樹にとっては他の四人は今日、初めて会った人たちだけれど、久々に会った旧知の友と過ごしたようにとても楽しい時間を過ごすことができた。年齢も出身も違うのだけれど。

 翌朝、小雨が降っていた。森山は自転車で旅をしているからと言って今日はどこにも行かないかなと言って、ベッドでゴロゴロしている。高田も今日は牧場の仕事が休みだから、朝寝をしている。夏樹はとりあえず出かける準備をして食堂に行き、朝食後に地図を広げ、どこへ行くか考え始めた。音威子府へ向うことにした。
「オト、イ・・・コフって読むのかなぁ」
 オトイネップと読む、北海道の地名は難しい。



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2014.08.17 / Top↑
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