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 関西の大学に居たと言う一人を含む四人組は札幌の土木会社の人たちで、仕事で来ているのだそうだ。四人ともお揃いの作業着を着ていた。
「関西ってどこの大学ですか」
「いや、名乗るには恥ずかしい三流大学ですよ」
「四年間も住んだはったら、関西弁に染まってしまったでしょ」
「少しね、初めは関西弁がよく分からなくてさ、なぜいつも喧嘩しているんだろうって思ったよ」
「地域によってはそう聞こえるかもしれへんねえ」
 そんな言葉の話は初対面同士でも、話が盛り上がることが多い。
「北海道の方言も分からないと思うよ。いろんな土地から開拓に来た人たちの集まりだから、様々な方言が混ざって独特の言葉ができたりしているしね」
 別の男の人が話し始めた。
 東京からバイクの旅をしている二人組と、ペアレントさんも混ざって北海道弁の話しで盛り上がってきた。
(残念ながら北海道弁の詳細については記録にも記憶にもなく、ただそんな話しをしながら、楽しい一晩が過ぎていったことだけは覚えている)
 お揃いの作業着を着ている四人組みは、みな既婚者で子供もいるそうだ。出張日を安くするためにユースホステルに泊まっているのではなく、ユースホステルに泊まれば多くの旅人と出会えるからだと言っていた。四人とも学生時代から全国を旅して廻ったようだ。 
 東京からバイクで旅をしている二人組みも、夏樹より十歳は年長の人たちで夏季休暇を利用して北海道を廻っているのだそうだ。ユースホステルに泊まって、夏樹より年長の人と出会うことはあまりない。夏樹よりも旅の経験も豊富で、今までの旅の話を多く聞くことができ、これからの旅の参考としても、とても興味深い話しを聞くことができた。
「もうこんな時間じゃないですか、残念ですがそろそろ寝ることにしましょう」
 ペアレントさんの一言で皆は席を立った。
「では、おやすみなさい」
 夏樹が一番に言った。
「ほな、お休みなさい」
 関西の大学に居た男の人が言った。それに続いて他の三人も真似をして言ったが、とてもへんなイントネーションだった。


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2014.09.23 / Top↑
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