上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 イカさんたちも夕食はまだと聞き、民宿のオーナーに教わった居酒屋へ三人で向った。とりあえず再開を祝し生ビールで乾杯し、一人一品ずつを注文した。出て来た皿を見てびっくり、この一品だけで満腹になりそうなほどのボリュームだった。それぞれが注文した皿をテーブルの真ん中に置き、それぞれの皿に箸を入れた。
「船が欠航したのは予想外やったけど、結果的にこうやってヒゲさんと一緒にビールが飲めたんやから、まあよかたやんなあ」
「もうてっきり欠航の知らせを聞いてて、朝の便に乗って帰ったと思ってたは」
「出港の一時間前にフェリー埠頭に着いたんやけど、誰もいてないし、一台の車もバイクも止まってへんから、うちらが時間を間違えて船が行ってしもうたかと思ったは」
 イカさんが言った。
「すぐにチケットを出して見直したけど、間違ってへんかったから、すぐに事務所に行ったんよ・・・」
「その時ターコがな『どないなってんねん』とおっさん見たいに、どすの利いた大きな声を出してバイクを走らせたんよ」
「そしたら事務所の入り口に《欠航》て張り紙がしてあるから、えっ、ほなどうやって帰るんやって、イカの顔を見たらニコニコしてんのよ、いつも思ってたんやけど、やっぱりこいつはアホやったんやと・・・』
「誰がアホやねんな。これでもう一日帰らんでもようなったと思ったら、うれしくなってきたのよ」
「事務員さんに欠航した便のチケットを見せたら、明日の朝の便に乗ることができるからって言われたんや」
「あれ、タコさんそんなに優しく聞かはったの、どないなってんねん、ってすごまんかったん・・・」
「言うたろうかと思たんやけど、こう見えても一応女なんで、そこは大人の対応と行くことで・・・」
 そう言ってグラスに残っていたビールを一気に飲み干し、「おにいさん、おかわり」とジョッキグラスを持って大きくを腕を上げた」
 注文を取りに来たお兄さんに、イカさんと夏樹もビールをもう一杯注文した。
「あっ、それとお茶漬けをひとつ」
「それ、私も・・・」
 タコさんが言った。
 二杯目のビールを飲みながら、層雲峡で別れてから何日かの様子を、それぞれが話した。酒の肴は最初に注文した一品ずつだけ、最後にタコさんと夏樹はお茶漬けを食べて店を出た。


・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

    にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
           にほんブログ村
・応援いただき、ありがとうございます。

          下記URLにて、鉄道模型ブログも公開を始めました。l
          そちらへもお立ち寄り下さい
             ⇒翼芭里鉄道建設記録
スポンサーサイト
2015.02.01 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/691-b7bac318

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。