上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 民宿に戻りオーナーも一緒に旅の話に盛り上がり、時間を忘れて夜が更けていった。
 翌朝は気持ちの良い快晴だった。縁側越しに海が見える部屋には朝陽が差込み、この部屋でオーナー婦人が用意してくださった朝食をいただいた。なんとも贅沢な朝食だ、最高の朝の時間を過ごすことができた。
 イカさんタコさんと夏樹の三人は、ゆっくりとこの素晴らしい時間を過ごし、十時出港の敦賀行きフェリーに乗るため、民宿の玄関でオーナー夫婦に見送られて港へ向った。

      ぽんぽん船
                        ぽんぽん船2

 港には人が少なかった。昨日の船に乗る予定だった人たちは飛行機などでもう帰ったのか、それとも夏休み前の平日で、もともと客が少なかったのか、車もバイクもほとんど止まっていなかった。
 船が出港する時も船の中から外を眺めていたのは、イカさんとタコさんだけだった。
 出港のドラが鳴り響く音とともに、イカさんが五色の紙テープを岸壁に投げてよこした。その五本を夏樹は拾い集め、もう片方はイカさんが持っている。映画やドラマなどでよく見る船の見送りのシーンを自らの手で行うことができた。朝に続き、感動の時間を過ごすことができた。紙テープを持って船を見送ることができたのは、このときが最初で最後だ。いまのところ。

        小樽港

 後日、イカさんから写真と一緒に届いた手紙には、乗客は少なく、二等客室の乗車券を持っていたのだが、欠航して迷惑をかけたと言うことで一等客室に乗せてくれたそうだ。
「一日やけど長く北海道にいられて、ヒゲさんと酒が飲めて、二等の料金で一等に乗せてもらったし、儲かったわ・・・」
(今でも年賀状をいただいています)


・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

    にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
           にほんブログ村
・応援いただき、ありがとうございます。

          下記URLにて、鉄道模型ブログも公開を始めました。l
          そちらへもお立ち寄り下さい
             ⇒翼芭里鉄道建設記録
スポンサーサイト
2015.02.08 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/692-362c68ae

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。