上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 夕食の時間が近づいてきた頃に大阪出身の森山が帰って来た。牧場で借りていたのだろうか大きな麦わら帽子を被り、両手には汚れた軍手を着けたままの姿で入って来た。
「あぁ・・・つかれた・・」
 少し左右にふらつく素振りをみせている。
「おかえりぃ。今日で仕事は終わりなんだろ」
「そうですねん、明日からは別の牧場で人がほしいらしいんですけど、俺は断りました。他に来てくれる人はいてないかって聞かれたけど、わからんって言うときました」
「ええ、俺も行ってみたかったのに・・・」
「髭さんが戻って来てるて知らんかったし、もしかしたら今夜か明日の朝にここに電話が来るかも知れませんで」
「あの、大学生は、高田君やったかいなあ」
「いま来ると思うよ、さっきまで一緒にいたんやから」
 森山の話が終わる前に高田が入ってきた。
「髭さん、戻っていらしたのですね。お帰りなさい」
 とても十九歳とは思えないほどに丁寧な言葉を使う好青年だ。
「高田君、明日もどこかの牧場に行くんのですか」
「髭さん、今のなに、思いっきり変やったで、慣れん言葉を使おうと思たって、あかんて」
 夏樹もつられて丁寧に話そうとするが、そこは根っからの関西人、急こしらえではうまくはいかない。変な標準語になってしまた。(この状況を文章で表現することはとても難しい、何とか読む方にはご理解いただきたい)
「わかりません。電話が来たら行きますが、今のところは何とも・・・」
 高田はそう言ってゆっくりと椅に座った。
「夏樹君、慌てなくても手伝いが必要だったら明日の朝には牧場から電話が来るよ。それよりもう少しで夕飯だから、今日の泊りは君たち三人だけ。明日からはお祭りに参加する人たちがもう少し来るかな」
 ペアレントさんがそう言って厨房の方へ入っていった。
 泊りは夏樹と森山と高田の三人だけ。ヘルパーは前からここにいる二人と大阪から来た土本の三人。夕食後はこの六人とペアレントさんと他愛のない会話で盛り上がり、少し夜更かしをしてしまった。と言っても十一時には部屋に戻り就寝となった。ユースホステルの消灯は一応、十時が決まりなのだ。

・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

    にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ ・随筆へ
           にほんブログ村
・応援いただき、ありがとうございます。

          下記URLにて、鉄道模型ブログも公開を始めました。
          そちらへもお立ち寄り下さい
             ⇒翼芭里鉄道建設記録

スポンサーサイト
2015.04.12 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/697-1eb1943d

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。