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「自分も筏レースに参加するんやろ」
 夏樹は森山の肩を右手で軽く叩いた。
「もちろんやないですか、そのために先に用を済ませて来ましたんや」
「用って、なんなん」
「いろいろと・・・、野暮用ですがな。まあ、よろしいやないですか」
「まあ、ええは。ここにいる人全員が自己紹介をし終わったとこやねん。次は森山君の番やで」
「ええっ、大阪から来ました森山です。この先どこへ行こうか、何も決めてませんけど、まあしばらくは北海道に居ようかなあと思てます。よろしく」
 森山は軽く頭を下げた。
「ところで、筏レースって言うけど、内容はどんな感じなんですか」
 夏樹がペアレントさんに聞いた。
「クッチャロ湖に手作りの筏を浮かべて、途中まで行って戻って来るだけなんだけど、速さより、美術点に重きをおくらしいから」
「速さより、見た目と言うことですか」
「たぶんね。去年も一番速かったチームよりも、美術点の高い筏が一位だったよ。だから、とりあえず筏は浮けばいいのよ、速いに越したことはないけどね」
「簡単に浮かせるには、車のタイヤチューブが一番手っ取り早いかな。それにべニア板を敷いてはいかかがでしょうか」
 札幌の大学生が言った。
「美術点と言うことは、みんなに人気があればいいんじゃないの、特に子供たちに人気のあるものとか・・・」
 美大生がニコニコと微笑みながら言った。今日、ここで知り合った人たちと何かを創ることが、とても楽しそうな顔をしている。
「子供に人気のあるもの・・・、いまテレビ漫画って何が流行ってんのやろ」
キン肉マンとちゃいますか」
 森山が自信たっぷりに言った。
キン肉マンって、プロレスの漫画かいなあ」
「上田はん、キン肉マン、知りませんの」
「えらい、すんませんなあ、あんまりテレビは見てへんしなあ」
「じゃあ、キン肉マンの張りぼてを被ってレースに出たら、面白いんじゃないですか」
 美大生が提案した。
「面白いなあ、ほなリングに見たてた筏にしたらどうやろ」
 土本か初めて発言した。

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2015.07.12 / Top↑
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