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 数人の宿泊者たちを見送り夏樹も出発の準備を始めたが、天気が悪く今にも雨が降り出しそうな空模様に気が乗らなかった。それでも明日か明後日には、函館からフェリーに乗り北海道を離れなければならない。結局、ユースホステルを出たのは十時になってしまった。
「じゃ、皆さん、ありがとうございました。また、どこかで会える日まで」
「髭さんも気をつけてね」
 ヘルパーの二人が笑顔で手を振ってくれた。
「夏樹君、筏作り、ご苦労さん。ありがとう。機会があったらまた来年もおいでよ」
 ペアレントさんが言った。
「はい、おぉきにぃ、面白かったです。あっ、たばことライターを忘れた」
 慌てて部屋に取りに戻り、別れのあいさつのやり直しとなった。
禁煙、禁煙しなさい!」
 ペアレントさんに少しきつめに言われた。

 浜頓別のAコープで二キロ入りの米を見つけたのを思い出し、キャンプ用に買った。それから日本海側の豊頃へまっすぐに向かう。日本海沿岸を走る羽幌線(現在は廃線となっている)天塩大沢駅に寄った。なぜ寄ったのか今ではわからないが、車両一両分の長さの単線ホームに物置のような待合室で、Aコープでコメと一緒に買ったミニクリームパンと紅茶をいれて昼飯にした。
 羽幌、留萌とさらに南下し、北上する時に寄った浜益の海産物店のことを思い出し、寄り道することにした。しかし、残念ながらこの日は休業日なのか開いていなかった。
 空模様は相変わらず今にも雨が降ってきそうなのだが、今のところ降られていない。たまたま立ち寄った店のテレビで明日の天気予報を見た。今夜かあら明朝にかけては雨のようだ。函館からのフェリーには明日に乗る予定で、大沼のユースホステルに泊まることにした。イクサンダー大沼ユースホステル(現在は閉館されているようだ)に電話をして地図を確認した。
(このユースホステルに泊まった記録はあるのだが、それ以外の記録と記憶が皆無なため、次回は明朝からの記事にします)

・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

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2015.09.23 / Top↑
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