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 大学とは、とりあえず行くところではなく、将来の目標のために、本気で行きたいやつが、入りたい大学を目指して、真剣に勉強して希望の大学に入る。そして、入学してからはその目標に向かって勉強するところなのだ。これが赤川の大学に対する考え方である。
「夏樹はそう思わへんか」
「いや、ううん、多分。とりあえず遊びに行くところではないわなあ」

「けど今の時代はとりあえずでも大学を出とかんと、後でいろいろと大変なんや」
 石田も少し興奮しているようだ。
「まあまあ、せっかくの旅行やないか、赤川も石田も喧嘩みたいな喋り方は止めようや」
 飛沢がやんわりと割って入った。
「赤川の言うとおりやと俺も思うけどな、最終目標が決まらへんから、行きたい大学も決められへんやろ、そやから俺もとりあえず大学へ行こうと思うてるんやけどな。それって間違ってるやろか」
「すまん、ちょっと興奮してしもうた。俺の知ってる大学生に遊び惚けてる人が何人かいるんや。それと、そういう大学生が主人公のテレビのドラマを見て、すごく頭にきてたから、少し言い過ぎたかな。ごめん」

「赤川はどうするんや、これからの進路は」
夏樹が聞いた。
「俺は」
 興奮していた気持ちを落ち着けるように、少しのあいだ車窓を眺めていた。その時下りの特急列車が、けたたましい轟音を響かせて福知山方面へと走っていった。
「ごめん、俺もまだ決まってないんや。将来の目標って言うか、なんとなく、やって見たいことはあるんやけど、具体的には何も決まってない。ただ、とりあえず行くところとは違うと思うんや、大学て」

 夏樹はいますれ違った下りの特急列車が何だったのか、気にしながら話に入っていった。
「そうすると赤川も進学の可能性もあるということか」
「そういうことやな、やってみたいことのために、何を勉強すればええのか、まだよう分からんへんから、どこの大学へ行けばええのかも分からん」
「そうかあ、一応三人とも進学かあ、俺だけやな就職希望は。まあ、どっちみち俺の頭ではとりあえずでも入れる大学なんかないけどな」




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2008.10.16 / Top↑
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